チェーン伝動(読み)チェーンでんどう(その他表記)chain drive; chain transmission

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェーン伝動」の意味・わかりやすい解説

チェーン伝動
チェーンでんどう
chain drive; chain transmission

円周上に突起またはノッチをもった一種歯車 (スプロケットという) に,チェーンの節を噛み合せて伝動すること。他の巻掛け伝動装置に比べて,大きな伝動力を正確な回転比で,効率よく伝達することができる。歯車伝動には2軸間の距離が長く,ベルト伝動には短すぎる場合に用いられるが,振動騒音が生じやすいので高速運転には不適当で,通常走り速度が 10 m/s 以内で使用される。鎖としてはローラチェーンサイレントチェーンが用いられ,低速・軽荷重の場合にはブシュチェーンやローラチェーンからローラを取去ったチェーンが,衝撃を伴う低速・重荷重にはオフセットチェーンが使用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む