ツシマジカ

百科事典マイペディアの解説

ツシマジカ

偶蹄(ぐうてい)目シカ科。ニホンジカの亜種とすることも多い。肩高76cm,尾24cmほど。対馬特産。冬毛が黄褐色で背に黒条のある点はユーラシア大陸のアカシカに似るが,尾はニホンジカと同じく白色。角の第1枝が角の基端よりかなり上方から発する点はどちらのシカとも違い,絶滅したニホンムカシジカに似る。1970年に発見。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内のツシマジカの言及

【シカ(鹿)】より

…角には枝が4本あり,少なくとも夏毛には胴に白い斑点があり,しりの白い部分は毛を逆立てて広げることができる。東アジアの特産で,中国,ウスリー,北海道のタイリクジカ,台湾のタイワンジカ,本州,四国,九州などのニホンジカ(イラスト),対馬のツシマジカの4種がある。中国では絶滅に近づいているが,ヨーロッパなどに野生化したものは増えつつある。…

【ニホンジカ】より

… シカ亜属(Sika)は東アジア特産の中型の優美なシカ類で,しりに広げることができる白い部分(尾鏡),後足の中足部の外側に淡色の中足腺があり,成長した角にはふつう3叉がある。台湾に角の第1枝の短いタイワンジカC.taiouanus,中国,朝鮮半島,ウスリー,北海道に耳介と四肢の長いタイリクジカC.hortulorum,対馬に角の第1枝が基部より高いところで分かれるツシマジカC.pulchellus,本州,四国,九州などにニホンジカがすむ。これらはいずれも原始的な種で,日本以外では減少しつつあり絶滅が心配されている。…

※「ツシマジカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android