コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

しか シカ

7件 の用語解説(しかの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

しか[助動]

[助動]《過去の助動詞「き」の已然形》⇒[助動]

しか[係助・終助]

[係助]名詞、名詞的な語、動詞の連体形、形容詞・形容動詞の連用形、一部の助詞・助動詞などに付く。打消しの語を伴って、特定の事柄以外のものを全く否定する意を表す。「この道を行くしかない」→きりだけ
[補説]近世以降用いられ、限定の助詞に付けて「きりしか」「だけしか」「ほかしか」「よりしか」の形で、「しか」を強めていう場合もある。
[終助]自己の願望を表す。…たいものだ。→てしがにしが
「まそ鏡見―と思ふ妹(いも)も逢はぬかも玉の緒の絶えたる恋の繁きこのころ」〈・二三六六〉
[補説]過去の助動詞「き」の已然形からとか、あるいは連体形「し」に終助詞「か」が付いてできたものとかいわれる。上代では「か」は清音であったが、後世「しが」になった。「しか」だけで用いられることはまれで、多くは「てしか」「にしか」の形で用いられた。

し‐か[連語]

[連語]《副助詞「し」+係助詞「か」》「いつ」「たれ」「なに」などの疑問語に付いて、疑問の意味をさらに強める意を表す。
「玉くしげいつ―明けむ布勢(ふせ)の海の浦を行きつつ玉も拾(ひり)はむ」〈・四〇三八〉

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

しか

( 助動 )
〔過去回想の助動詞「き」の已然形〕

しか

( 係助 )
体言またはそれに準ずるもの、動詞の連体形、形容詞・形容動詞の連用形、格助詞などに付き、下に常に打ち消しの語を伴って用いる。特定の事柄・条件だけを取りあげて、それ以外のものをすべて否定する意を表す。また、「だけしか」の形で一層強い限定の意を表す。 「その事を知っているのは彼-いない」 「正解者はたった一人だけ-おりませんでした」 〔くだけた言い方では「っきゃ」となることがある。「ぼくがやるっきゃないだろう」〕

しか

( 終助 )
〔上代では「しか」であったが、のち「しが」ともいわれるようになった〕
自己の動作に関して望み願う気持ちを表す。「てしか」「にしか」の形で用いられることが多い。…したい。…したいものだ。 「まそ鏡見-と思ふ妹いもも逢はぬかも/万葉集 2366」 「おもふどち春の山辺に打ちむれてそこともいはぬたびねして-/古今 春下」 「伊勢の海に遊ぶあまともなりに-浪かき分けてみるめ潜かずかむ/後撰 恋五」 〔語源については、過去の助動詞「き」の已然形「しか」からの転、過去の助動詞「き」の連体形「し」に係助詞「か」の付いたものなどの説がある〕

しか

( 連語 )
〔副助詞「し」に係助詞「か」が付いたもの〕
「いつしか」「なにしか」の形で用いられることが多い。 「いつ-と霞みわたれる梢どもの、心もとなき中にも/源氏 末摘花」 「あづまぢのさやのなか山なかなかになに-人を思ひそめけむ/古今 恋二」 〔下にさらに助詞「も」が付いても用いられる。現代語では副詞「いつしか」の中に残存している〕 → いつしかなにしか

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

しかの関連キーワード自立語有るまじき動名詞なすなのでなのに普通名詞やらぬ有りける有るべき

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

しかの関連情報