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デジタルシアター でじたるしあたー

知恵蔵の解説

デジタルシアター

フィルムを介さずに、配給元からネットや衛星回線を使って劇場に直接送られてくるデジタルデータを、デジタル映写機を使ってスクリーンに投影する映画館。日本初の全館デジタルシネマ(DC)対応のシネマコンプレックス(シネコン=複合型映画館)「新宿バルト9」が2007年2月、東京・新宿にオープンした。 DCの標準規格が05年に決定したのをうけて、米国を中心に映画のデジタル化は、製作・配給・興行の各分野で発展。06年末現在で米国の1000スクリーンで導入が進んでいる。しかし、日本ではデジタル映写機のコスト高や通信網の整備が進んでいないため、対応が遅れている。 それでも、デジタル化が進めば、それなりに利点も多い。配給側にとっては高額なフィルムのプリント代が削減でき、さらに輸送コストを抑えることができ、観客にとっても劣化のない高画質の映像を楽しむことができる。また劇場にとっては、映画だけでなく、コマーシャルフィルムなど多様な映像コンテンツを上映できる利点があり、この意味で収益アップを期待することができる。

(宮本治雄 映画ライター / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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