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トライプーム Traiphum

世界大百科事典 第2版の解説

トライプーム【Traiphum】

タイのスコータイ朝のリタイ王が,王子時代の1345年にタイ語で著した仏教宇宙論。《三界論》あるいは《ルアング王の三界経》として知られ,三界とは仏教にいう欲界,色界,無色界を指す。その内容は寺院壁画や俚諺を通じて広く親しまれ,19世紀末にいたるまでタイ民衆の仏教知識の中核をなしていたが,近代的な仏教教育の普及に伴い,その影響は失われた。現行のテキストは,18世紀末に製作された2種の写本を,アユタヤ期の写本断簡と比較して再構成したものである。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のトライプームの言及

【リタイ】より

…50年南方にアユタヤが興ると,これとの修交に努めている。武人としてのほか彼の名はタイ文学史上《トライプーム(三界経)》の著者として名高い。同書は彼が副王であった1345年に著した在家者向きのタイ語の啓蒙的仏教書で,スリランカ仏教の強い影響が認められる。…

※「トライプーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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