トーロッドセン(読み)とーろっどせん(その他表記)Jón pórðarson Thoroddsen

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トーロッドセン」の意味・わかりやすい解説

トーロッドセン
とーろっどせん
Jón pórðarson Thoroddsen
(1818―1868)

アイスランドの小説家。レイキャホーラルに生まれ、家庭教師につき、またラテン語学校に学ぶ。牧師の娘との不幸な恋を経験後、コペンハーゲンに出て法律を学ぶかたわら、友人ギースリ・ブルニュールブソンと自由主義的な週刊紙を出し、その影響と英文学、とくにスコットに親しみ、小説を書き出す。その後帰国し、生まれ故郷の郡長となる。コペンハーゲン時代に書いた牧歌的な男女の恋を扱った『若者と娘』Piltur og stúlka(1850)は、近代アイスランド文学史上、最大のロマンとされている。そのほか未完のロマンチックな長編『男と女』Maður og Kona(1876)や愉快な酒の歌、愛国詩、自然詩などを残している。

[谷口幸男]

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