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ドイツ法 ドイツほうGerman law

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドイツ法
ドイツほう
German law

ドイツで行われている法体系。フランス法とともに大陸法系の最も重要なものの一つで,日本にも大きな影響を及ぼした。歴史的には,ゲルマン法ローマ法との融合によって発達したといえる。中世末,近世初頭のローマ法の継受により,ドイツ全土に商人の法,都市の法たるローマ法が適用されたが,ドイツ全土の複雑な法的状態,特に当時勃興しつつあった都市の商業活動への対応としても不十分であり,ドイツ全土に普及していたゲルマン法の補充的役割を果したにすぎなかった。以後 17~18世紀の啓蒙主義的自然法思想,19世紀の歴史法学の登場というドイツ法の歴史は,ローマ法的要素とゲルマン法的要素という2つの対立要素の緊張関係をはらんだ発展的融合というドイツ法の特質をよく示している。このことは進歩的な法典として諸外国の立法に大きな影響を与えた 1900年施行のドイツ民法典においても明らかである。

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世界大百科事典内のドイツ法の言及

【ゲルマン法】より

…ゲルマン人の古法を指すが,この概念は伝統的なドイツ法史学において特有の用いられ方をしてきた。そこでは,ドイツ法の根源はゲルマン法にあり,ドイツ法史は中世の末にいたるまでゲルマン的特徴を帯びており,〈ローマ法の継受〉によって初めてこの点に転換が生じたという基本的前提がとられている。…

※「ドイツ法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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