法則の辞典 「ドゥーリットル粘度式」の解説 ドゥーリットル粘度式【Doolittle's viscosity equation】 低分子液体や高分子熔融体の粘度 η について,ドゥーリットル(A. K. Doolittle)の与えた式で次のようになっている. ここで A は物質による定数,f は自由体積分率である.のちにこの式は理論的にも導かれ,下のようになった.簡単のために自由体積が絶対温度と一次関係にあると仮定すると f=f0+α(T-T0)とおけるので となる.特別な場合として f0-αT0=0のときは,β を定数として と書けるが,これはアンドラーデ(アンドレイド)の粘度式*である. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報