ナーガ丘陵(読み)ナーガきゅうりょう(英語表記)Nāga Hills

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナーガ丘陵」の意味・わかりやすい解説

ナーガ丘陵
ナーガきゅうりょう
Nāga Hills

インド北東部のナーガーランド州と,ミャンマー北西部との間に連なる山岳地帯。主要部は北緯 25°~27°を占め,北東はパトカイ丘陵,南西マニプル丘陵に続き,ラカイン山地の一部を形成。国境付近には 3000mをこす峰々がある。全体にチンドウィン川 (ミャンマー側) ,ブラマプトラ川 (インド側) 上流が深い谷を刻む。モンスーンにより年降水量は 3000mmをこえ,耕地土壌の流失が激しい。ナーガ族が住み,米作や焼畑農耕従事。第2次世界大戦では,日本軍とイギリス軍の激戦地となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android