ナーガ族(読み)ナーガぞく(その他表記)Nāga

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナーガ族」の意味・わかりやすい解説

ナーガ族
ナーガぞく
Nāga

インド北東部,アッサム地方東部,ミャンマーとの国境にあるナーガ丘陵を中心に住む諸民族の総称。形質的にはモンゴロイド,言語はチベット=ビルマ語族に属する。アオ,サンタム,アンガミ,ロータ,チャヘサン,チャン,コンヤク,レンマ,ポーム,イムチュクルの各民族集団によって構成されるが,言語の相違は大きく,また生活習慣,形質上にもかなりの変差がある。社会組織では,長老制をとるもの (アオ) ,強力な首長制をもつもの (コンヤク) ,純粋に民主制をとるもの (アンガミ) などがあり,戦士養成を目的とした若者宿の制度をもつ集団もある。概して父系外婚氏族が広くみられ,通常,一夫一妻制。巨石文化をもち,一般に首狩りは伝統的慣習として存在していた。生業イネトウモロコシ,豆などの焼畑耕作による栽培であるが,アンガミには雛壇による耕作もみられる。第2次世界大戦後,独立を要求し,1963年ナーガーランド州が成立した。

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