ニブルヘイム

百科事典マイペディア 「ニブルヘイム」の意味・わかりやすい解説

ニブルヘイム

〈霧の国〉の意で,北欧神話における霧と氷と闇の世界原始の泉フウェルゲルミルがわく地。南方灼熱の地ムスペルスヘイムに対する。この両世界の中間に神々と人間の世界は位置する。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のニブルヘイムの言及

【北欧神話】より

…彼は燃えさかる剣を手に持ち,世界の終末(ラグナレク)が近づくと荒し回り,世界を火で焼き尽くすことになる。奈落の口の北側にはニブルヘイムNiflheimrがあり,そこには氷と霜があって毒液の流れが奈落の口に流れ込んでいる。ムスペルスヘイムからの熱風とニブルヘイムの霜とがぶつかると,霜が溶けて滴り,そのしずくが熱を送る者の力によって生命を得,巨人ユミルYmirが誕生する。…

※「ニブルヘイム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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