ネットワークロボット(読み)ねっとわーくろぼっと

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ネットワークロボット」の解説

ネットワークロボット

ネットワークとロボットの融合形を「ネットワークロボット」という。さまざまな形態が存在するので、総務省は「ビジブル型」「アンコンシャス型」「バーチャル型」という3形態に分類している。「ビジブル型」は目に見えるロボットであり、不特定多数の利用者がネットワークを通じて遠隔操作できる共有ロボットや、パートナーとして人間と一緒に行動し、介護を行なうパーソナルロボットなどが含まれる。「アンコンシャス型」は、周囲の環境に埋め込まれたロボットであり、衣服や装飾具に埋め込まれ、状況に応じた情報提供を行なうパラサイトロボットや、室内でさりげなく人を観察し、気温調整や、湿度調整を行なうロボティックルームなどが含まれる。「バーチャル型」は、ネット上の仮想空間で活動するロボットであり、ネット上での情報収集や手続きを代行してくれるエージェントロボットや、実在の人間の代役としてネット世界に登場するビデオアバターなどが含まれる。異なる形態のネットワークロボット同士がネットワークで協調して1つの作業を行なう、なども可能である。経済産業省は、今後ネットワークロボットの市場は右肩あがりに拡大していくと予想している。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android