ネーティ・ネーティ(その他表記)neti, neti

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネーティ・ネーティ」の意味・わかりやすい解説

ネーティ・ネーティ
neti, neti

インド哲学用語。「しからず」という意味アートマン (本来自我) の不可説であることを表現したウパニシャッドに出てくる言葉。『ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド』の4章5節で,ヤージニャバルキヤ仙人は妻マイトレーイーとの対話で,不壊不滅のアートマンを説くが,一切を認識するアートマン自身は何によって認識されるかというと,それは否定的判断によって「しからず,しからず」としか説明できないという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む