ハイダラーバード藩王国(読み)ハイダラーバードはんおうこく

世界大百科事典 第2版の解説

ハイダラーバードはんおうこく【ハイダラーバード藩王国】

インドのデカン高原中央部に存した最大かつ最重要のムスリム藩王国。ムガル朝下のデカン長官ニザーム・アルムルクNiẓām‐ul‐Mulk(1671‐1748)が1724年に独立して創建。王は代々ニザームを称した。住民は圧倒的にヒンドゥーが多い。初代ニザーム死後,英仏,マイソール,マラーター王国との戦いに巻き込まれるが,98年イギリスの保護下に入り,内政権のみもつ限定的半独立的藩王国となる。インド独立に際しニザームは独立的地位を主張し,1947年11月インド政府と1年間の現状維持協定を結ぶが,インド側は併合策に固執し,48年9月テーランガーナー闘争の弾圧を兼ねた治安維持の名の下に軍隊を進入させた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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