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ハピ Hapi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハピ
Hapi

古代エジプトの男神。ナイル川の神格化であり,ハピのギリシア語化したものがアピスなので,よく同一視される。第1瀑布地帯のビゲーの島に住み,そこからその瓶の水を天と大地に注いだという。ナイル川の水かさがその年の収穫の吉凶を左右したので,エジプト人は,ほどよい水量になるようにハピに供物と祈りを捧げた。しかし彼は,どの神学体系にも属さず,あまり重視されていない。頭に水生の植物 (はすまたパピルスの冠) を戴き,女のように盛上がった胸をもった肥満した男の姿で表わされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内のハピの言及

【エジプト】より

…この期間は主要作物である麦類の休閑期にあたるため,水路によって堤防で囲った耕地に増水を導き,約1ヵ月間冠水したままの状態に保つというエジプト独特の貯溜式灌漑が案出され,エジプトを古代世界最大の穀倉とした。まさにエジプトは〈ナイルの賜(たまもの)〉(ヘロドトス《歴史》2巻5節)であり,古代エジプト人は川を恵みの神ハピHapiとして崇拝した。灌漑機構の効率的な配置・運用のための集団労働の必要性から政治社会の組織化が進んだ。…

※「ハピ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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