出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
アピス
Apis
エジプト神話の雄牛の神性。ハピ Hapiのギリシア語化。エジプトの他の雄牛の神性と同様に,もともと多産豊穣の神で,鳥獣の繁殖に関係していたが,のちプターやオシリスと結びつくようになった。またこの牛の動きの一つ一つが,未来の前兆として解釈された。全エジプトで広く信仰され,特にメンフィスで飼育され崇拝された。毎年1度,ナイルが増水しはじめる頃に盛大な誕生の祭典が行われたが,25年以上生きたものは僧侶により溺死させられ,セラピスの神殿に埋められた。真黒で額に方形の白い部分と,背中にわしの形の標と甲虫のような瘤がある牛が神牛とされる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
アピス
古代エジプトのメンフィスで崇拝されたプタハの聖牛。エジプト名ハプHapu。特別な黒斑をもつ白い牡牛で,プトレマイオス朝にはオシリスと習合してセラピスSerapis神となった。サッカラでアピスのための大地下墓地(セラペイオン,セラペウム)が発掘されている。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内のアピスの言及
【ウシ(牛)】より
…
【象徴としての牛】
民俗学的立場から家畜化の起源を論じたハーンEduard Hahnの次のような説が,一時もてはやされたことがある。例えば,古代エジプトにおいてアピスApis牛といわれる牛がいた(図2)。それは聖牛であり,メンフィスのハトホルの神殿に一定期間飼われ,聖牛として人々の信仰の対象となった。…
※「アピス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 