ハルハ河(読み)はるはがわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハルハ河」の意味・わかりやすい解説

ハルハ河
はるはがわ / 哈拉哈河

中国の内モンゴル自治区フルンボイル盟とモンゴルのドルノド県東部との国境地帯を流れる川。水源は内モンゴル自治区興安(こうあん/シンアン)盟の大興安嶺(だいこうあんれい/ターシンアンリン)およびシリンゴル盟北東隅に発し、中国・モンゴル国境(一部はモンゴル領内)を北西に流れて、ベイル湖に注ぐ。1939年、この川の沿岸で日本軍とソ連・モンゴル連合軍が戦い、日本軍が大敗したノモンハン事件が起きた。

[河野通博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android