バイパス道路（読み）ばいぱすどうろ

日本大百科全書(ニッポニカ)

バイパス道路
ばいぱすどうろ

一般に市街地は道路に沿って伸びていく。このため市街地を貫通して通過交通路線が走っている場合が多い。交通量の増大に伴って、これらの街路を拡幅整備することは多額の経費を要するばかりでなく、近隣住区との関係からも不適当な場合が多い。市街地とくに都心部での交通混雑を避けるため、通過交通はできるだけ市街地の外周に迂回(うかい)させることが必要である。このような迂回のための道路をバイパスという。

［吉川和広］

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)