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バイ・ミュージカリティ bi‐musicality

世界大百科事典 第2版の解説

バイ・ミュージカリティ【bi‐musicality】

二重の音楽性を意味し,具体的にはヨーロッパの芸術音楽と非ヨーロッパの民族音楽の両者を学び,同様に体得することを指す。アメリカの大学院における民族音楽学研究の実際的方法から生まれた概念で,日本でも1960年代から音楽教育と関連して用いられるようになった。日本では,ヨーロッパの芸術音楽と日本の伝統音楽の両者を等しく身につけることを指すことが多い。【柿木 吾郎】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

世界大百科事典内のバイ・ミュージカリティの言及

【民族音楽学】より

…オランダでクンストに師事したアメリカの音楽学者フッドMantle Hood(1911‐ )は民族音楽学の研究者が,フィールドで録音・録画するのみならず,音楽家として演奏能力をもつことの重要性を強調した。適切な訓練を受ければ複数の言語を操ることができるように,教育の方法しだいで人は複数の音楽様式に通じる能力bi‐musicalityを獲得できると主張し,これをUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)付属民族音楽研究所で実践した。インドネシアのガムランをはじめ,インド,アフリカ,中国,日本の楽器の本格的な学習体験を通じて,個々の音楽文化の本質に迫るアプローチは,60年代以降のアメリカの民族音楽教育に大きい影響を与えた。…

※「バイ・ミュージカリティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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