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パークス法 パークスほうParkes process

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パークス法
パークスほう
Parkes process

鉛の精錬法の一種。鉛の溶鉱炉製錬で得られる粗は金銀銅をかなり含むので,鉄鍋で溶かして銅が浮くのを待ってすくい取り,残った鉛は一度空気を吹込んで残りのスズ,アンチモンなどの不純物を酸化して鉱滓として除く。以上の処理を終った鉛を柔鉛といい,これを再び鉄鍋で溶かし,鉛の1~2%の量の亜鉛を加えて攪拌すると,鉛中の金銀および残存する銅はほとんど亜鉛に吸収され,亜鉛は粘くなって表面に浮ぶのですくい取る。この操作を繰返して金銀を回収し同時に鉛を精製するのがパークス法である。最終的には 99.99%程度の精鉛となる。含金銀亜鉛は別途に灰吹法で処理する。柔鉛の処理法にはパッチンソン法という方式もあるが作業がめんどうでいまは使われない。

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世界大百科事典内のパークス法の言及

【鉛】より

…周期表元素記号=Pb 原子番号=82原子量=207.2地殻中の存在度=12.5ppm(35位)安定核種存在比 204Pb=1.40%,206Pb=25.1%,207Pb=21.7%,208Pb=52.3%融点=327.5℃ 沸点=1744℃比重=11.3437(16℃)水に対する溶解度=3.1×10-4g/l(24℃)電子配置=[Xe]4f145d106s26p2おもな酸化数=II,IV周期表第IVA族に属する金属元素。…

※「パークス法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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