ビルジョイ(その他表記)Bill Joy

現代外国人名録2016 「ビルジョイ」の解説

ビル ジョイ
Bill Joy

職業・肩書
実業家 KPCBパートナー,サン・マイクロシステムズ共同創業者

国籍
米国

生年月日
1955年

出生地
ミシガン州デトロイト

学歴
ミシガン州立大学〔1980年〕卒,カリフォルニア大学バークレー校大学院(電子工学,コンピューターサイエンス)〔1982年〕修士課程修了

経歴
在学中にバークレー版UNIX(BSD)を開発。1982年スコット・マクネリーらとともにサン・マイクロシステムズを設立。家電製品も取り込んだ究極の分散型処理を実現する新しいコンピュータ方式、Jiniを開発し、業界で話題を呼ぶ。その他UNIX・ソラリス、MPU・SPARC、Javaなどの開発を指揮。2003年退社。2005年ベンチャーキャピタル会社KPCB(クライナー・パーキンズ・コーフィールド・バイヤー)のパートナーに就任。一方、1997年クリントン大統領の諮問機関の副委員長となり、情報技術開発の国家指針策定に参加。コンピューター2000年問題対策にも奔走した。“インターネットのエジソン”の異名を取り、ビル・ゲイツと並ぶインターネット社会のカリスマ的人物として知られる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ビルジョイ」の解説

ビル・ジョイ

BSD(バークレー版UNIX)の開発者。米ミシガン州立大学で電子工学を専攻後、電子工学とコンピューター科学を習得する目的で、米カリフォルニア大学バークレー校修士課程に入学。その頃、バークレー校に導入されたUNIXを拡張し、同級生のチャック・ハーレー氏と共に、BSDを開発した。それまでのバージョンのUNIXの弱点であった仮想メモリー機構を見直し、TCP/IPとEthernet LANへの対応などによるネットワーク機能の強化を図った。また、UNIXで使用されているテキストエディターの「vi」や、シェルスクリプトの「Cシェル(csh)」など多くの機能拡張を行ったことで、広くUNIXの世界で普及した。1982年にサン・マイクロシステムズの設立に参加し、同社でJavaやJiniの開発や設計を行った。2003年には、同社を退社し、2005年にクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズのパートナーに就任している。

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