ビルケント大学(読み)ビルケントだいがく

大学事典 「ビルケント大学」の解説

ビルケント大学[トルコ]
ビルケントだいがく

首都アンカラにあるトルコで最も古い,国を代表する私立大学の一つ。創立者のイフサン・ドーラマジュ,I.教授は医学者でアンカラ大学長などを歴任し,高等教育界をリードした。自身のアメリカ留学の経験から質の高い私立大学がトルコにも必要と考えたドーラマジュは私立大学の設置を認めるための法整備に尽力し,1982年,私立大学が法的に認められた。1984年,ドーラマジュ自身が設立した3財団を基にトルコ初の私立大学としてビルケント大学を設立。自身が理事長を務めた。ビルケントはトルコ語で「学問と科学の都市」を意味する。2015年時点で三つのキャンパスに9学部(芸術・デザイン・建築,経営,経済・社会科学,教育,工学,人文・言語,法学,音楽,理学),2専門職スクールを擁している。32の学士課程プログラム,48の大学院プログラムに1万3000人の学生が学び,74ヵ国から留学生を受け入れている。2015年のタイムズ誌のアジア大学ランキングでは30位。
著者: 和氣太司

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android