デジタル大辞泉
「理学」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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り‐がく【理学】
- 〘 名詞 〙
- ① 宋代に起こった新儒学の一称。宋学が理を重んじたところからいう。宋学。朱子学。性理学。
- [初出の実例]「近日風体以二理学一為レ先、不レ拘二礼義一之間、頗有二隠士放遊之風一」(出典:花園天皇宸記‐元亨三年(1323)七月一九日)
- ② 哲学。明治初期、フィロソフィーの訳語が一定しなかった時に用いられた。
- [初出の実例]「哲学(ヒロソヒー)を理学、或は窮理学と名つけ称するあり」(出典:百学連環(1870‐71頃)〈西周〉二)
- ③ 自然科学。特に、明治初期の物理学の名称。
- [初出の実例]「凡そ、天文は体にして、本たり。理学は用にして、標たり。苟も、用を得ずして、体を求むるものは、これを施す処を知らず」(出典:遠西観象図説(1823)中)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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理学
りがく
Li-xue
中国,宋に勃興した新儒学のこと。道学,性理学,宋学ともいう。「理」を強く主張するところに特色があるため,この名がある。この呼称はすでに『朱子語類』中にみえるが,むしろ朱子以後,特に近代中国で「哲学」の意味でよく用いられた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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普及版 字通
「理学」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の理学の言及
【朱子学】より
…中国,南宋の[朱熹](しゆき)(子)によって集大成された思想体系。朱熹自身は自己の教義を〈道学〉〈理学〉〈聖学〉〈実学〉〈義理の学〉などと呼んだ。これらは本来,北宋時代に興った新儒教の一派の自称であって,朱熹はその教義のもっとも正統な後継者をもって自任していたのである。…
※「理学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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