フォブルドン(その他表記)fauxbourdon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォブルドン」の意味・わかりやすい解説

フォブルドン
fauxbourdon

音楽用語。元来フランス語で「偽りの低音」を意味する。音楽史的には 15世紀に,主としてフランスで用いられた作曲技法をさす。上声定旋律がおかれて,その6度または8度下にテノールが記譜され,その間に上声の4度下で平行して動く中声部を即興的にはさんで補足する。 G.デュファイ,G.バンショアらによって用いられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android