フォルマリズム(英語表記)〈ロシア〉formalizm

大辞林 第三版の解説

フォルマリズム【formalizm】

1910~20年代、ロシアで展開された文学批評の方法・理論。社会背景や心理から自立した言語世界として作品をとらえ、その手法・形態・構造を明らかにしようと試みた。のちの構造主義・記号学の発展に大きな影響を与えた。

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精選版 日本国語大辞典の解説

フォルマリズム

〘名〙 (formalizm)
① 一九一〇年代から二〇年代末にかけて、ロシア文学研究者や言語研究者によって推進された文学・芸術運動。文学作品の自律性を強調し、言語表現の方法と構造の面からの作品解明を目指した。構造主義や文化記号論の先駆と目される。「ロシアフォルマリズム」ともいう。
② 内容よりも形式を重んじる考え方。形式主義。

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世界大百科事典内のフォルマリズムの言及

【ロシア・フォルマリズム】より

…1910年代半ばから20年代末にかけてロシアの若手研究者や言語学者を中心に展開された文学運動。ロシアでは単に〈フォルマリズムformalizm〉と呼ぶ。〈文学ではなくて,文学性,つまりある作品をして文学作品たらしめているもの〉こそ文学研究の対象とすべきであると主張した。…

※「フォルマリズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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