フリントガラス

改訂新版 世界大百科事典 「フリントガラス」の意味・わかりやすい解説

フリントガラス
flint glass

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のフリントガラスの言及

【光学ガラス】より

…研磨材には,酸化セリウム,酸化ジルコニウム,べんがら(酸化鉄),酸化クロムなどが使用される。現在製造されている光学ガラスは200種以上に及ぶが,組成を大別すると,成分中にPbOを含まないクラウンガラス系と,それを含むフリントガラス系の古典的組成のもの,すなわちクラウン系(SiO2‐B2O3‐R2O R=Na,K),フリント系(SiO2‐R2O‐PbO),バリウムフリント系(SiO2‐BaO‐PbO),バリウムクラウン系(SiO2‐B2O3‐BaO)があり,ほかに希土類とくにランタンを多く含有するランタン系,さらにリン酸塩系,フッ化物含有系などの特殊組成もある。図に光学ガラスの種類を屈折率とアッベ数の関係で示す。…

【鉛ガラス】より

…PbO成分はガラスの屈折率を高め,同時に分散,すなわち光の波長による屈折率の変化も大きくなるため,カットしたときに美しい外観をもつようになる。PbO‐K2O‐SiO2系の光学ガラスはフリント系(フリントガラス)と呼ばれる古典的組成のものの一つである。PbO含有量が90%を超すような組成のものもある。…

※「フリントガラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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