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フレームリレー フレーム リレー

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

フレームリレー

パケット交換型の通信規格。法人向けの高速通信サービスとして、日本ではNTTコミュニケーションやKDDIがサービスを提供していたが、現在はいずれもサービスを終了し、IP-VPNサービスなどへ移行している。X.25と呼ばれるプロトコルを簡素化し、誤り制御を端末でするなどにより、数Mbps単位データ通信を実現している。フレームリレーでは、データをフレームに分割して通信する。フレームリレーの中継網では、フレームリレー交換機(スイッチ)が利用され、回線が空いているタイミングで任意にデータを送信する。また、1つのアクセス回線に複数の論理パス(経路)を設けることで、複数の拠点に対する同時通信が可能になる。論理パスを設定する際は、CIR(保証速度)を設定することもできる。通信業者のフレームリレーのサービスは、回線速度とCIRの値で料金が決まることが多い。

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大辞林 第三版の解説

フレームリレー【frame relay】

データ通信で、情報をフレームと呼ばれる可変単位にまとめ、伝送する方式。従来のパケット交換よりも、より高速で大容量の通信が可能。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フレームリレー
frame relay

パケット交換型(→パケットデータ)のデータ通信の一方式。デジタル方式の通信に対応し,情報をフレームと呼ばれる単位ごとに伝送する。伝送路や伝送装置の品質の向上をうけ,従来パケット交換方式で行なっていた誤り訂正やフロー制御などを簡素化することで高速通信を実現した。フレームのヘッダにデータリンク接続識別子 DLCIと呼ばれる ID番号を付与して,一つの回線に複数の仮想回線 VCを形成し,ルータとフレームリレースイッチの間でフレームをやりとりする。VCには通信相手が固定されている PVCと,通信相手を選択して接続を確立する SVCがある。複数のユーザーで回線を共有できるため,従来の専用回線に比べて安い費用でネットワークを構築できるのが利点。1990年代に企業などの複数拠点の LANを結ぶ WANサービスとして提供されていたが,2000年代に入ると IP-VPNや広域イーサネット,インターネットVPNといった VPNサービスが後継として普及し,ほとんどのフレームリレーサービスが終了した。

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世界大百科事典内のフレームリレーの言及

【コンピューターネットワーク】より

…前者の代表的なものとして,イーサネット,トークンリング,FDDI(Fiber Distributed Data Interface)などがある。後者の代表的なものとして,専用線,ISDN(Integrated Services Digital Network:サービス総合ディジタル網),ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)網,フレームリレーなどがある。LANは,銅線や光ファイバーなどの一つの伝送媒体を多数のコンピューターで共有する多重アクセス方式のものが多い。…

※「フレームリレー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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