ブチル

デジタル大辞泉 「ブチル」の意味・読み・例文・類語

ブチル(butyl)

ブタンから水素原子1個を除いた残りの原子団アルキル基一つ分子構造の違いによる異性体が数種類ある。ふつうはブタンの端の炭素から水素がとれたもの(n-ブチル基)をいい、CH3CH2CH2CH2-で表される。略号Bt ブチル基。→イソブチル基

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「ブチル」の解説

ブチル
ブチル
butyl

C4 のアルキル基C4H9-の名称で,Buと略称する.次の4種類の異性構造がある.

 n-ブチル(n-Bu-)CH3CH2CH2CH2-

 イソブチル(i-Bu-)(CH3)2CHCH2-

 sec-ブチル(s-Bu-)CH3CH2CH(CH3)-

 tert-ブチル(t-Bu-)(CH3)3C-

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android