ブトカラ遺跡(読み)ブトカラいせき(英語表記)Butkara

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブトカラ遺跡」の意味・わかりやすい解説

ブトカラ遺跡
ブトカラいせき
Butkara

パキスタンのスワート地方,ミンゴーラの南東約 1kmにある仏教遺跡。 1956年からイタリア隊が調査。囲壁をもつ聖域の中心には前3世紀頃建立された仏塔 (大ストゥーパ) があり,6回の増改築が確認された。そのまわりには奉献塔僧院があり,多数の彫刻浮彫が発見された。外には居住区もある。付近のブトカラ II遺跡は 61~62年に調査された墳墓遺跡で,一般に2段に造られた土壙中から火葬土葬人骨が発見されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android