ブローンアスファルト

デジタル大辞泉 「ブローンアスファルト」の意味・読み・例文・類語

ブローン‐アスファルト(blown asphalt)

石油の精製過程でできるストレートアスファルト重質油を混合して加熱し、空気を吹き込んで酸化させたアスファルト改質アスファルト一種常温固体を保ち、弾力性に富む。防水・防湿目的で使用される。

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化学辞典 第2版 「ブローンアスファルト」の解説

ブローンアスファルト
ブローンアスファルト
blown asphalt

軟質のストレートアスファルトを加熱して空気を吹き込み,酸化,重合,縮合などしてできるアスファルト軟化点が高く,ストレートアスファルトよりも硬い.電気絶縁材,防水工事などに用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のブローンアスファルトの言及

【アスファルト】より

…後者は,石油精製工程において,原油を減圧蒸留するか,あるいはプロパンなどを溶剤とする抽出を行うか,いずれかの方法で残渣分として得られる。このストレートアスファルトstraight asphaltを約250℃に加熱して空気を吹き込むと,軟化温度が高く,弾性や衝撃抵抗の大きいブローンアスファルトblown asphaltが得られる。アスファルトの大きな用途は道路舗装用であり,主としてストレートアスファルトがあてられる。…

※「ブローンアスファルト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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