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防水工事 ボウスイコウジ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

防水工事
ぼうすいこうじ

各種の防水材料を使ってコンクリート構造物の地下室、屋根、室内床や水槽類などに防水、防湿のために行う工事。工法別に塗布防水工法、防水膜工法、部材接合部のシール工法などに分類される。[丸山俊一・竹中 純]

塗布防水工法

コンクリート表面に防水材料を塗布または吹き付けて防水層を形成する方法で、一般に施工が容易で安価に行える。防水材料には、防水剤を添加したセメントモルタル、アスファルト、コールタールピッチ、合成樹脂などがある。アスファルト防水工法は日本では明治後期に施工された記録があり、またモルタル防水工法は大正初期から使用され、現在まで一般に広く用いられている。塗布防水工法は、構造物にひび割れを生じたときは防水層が破壊し、ひび割れ部で防水効果を失う。[丸山俊一・竹中 純]

防水膜工法

アスファルトまたはコールタールを含浸した紙、フェルト、布などを数層重ね合わせたものでコンクリート面を覆い、その上にモルタルやコンクリートなどの保護工を施したものである。現在では高分子系などの防水用シートも著しく進歩し、伸張性、耐衝撃性、耐候性などに優れ、施工も容易であるなどの利点があって盛んに用いられている。防水膜工法は亀裂(きれつ)発生のおそれのある広い面の防水に適し、建築物の屋根、橋梁(きょうりょう)の床版(しょうばん)、地下構造物の防水工などに広く用いられる。この工法は良好な防水効果を期待できるが、万一漏水を生じた場合、欠陥箇所の発見と補修が容易ではないので入念な施工が必要であり、工費も比較的高い。[丸山俊一・竹中 純]

部材接合部のシール工法

近年、建設工事のプレハブ化が進み、工場製作されたコンクリート部材や金属部材が多用される。これらの部材接合部に充填(じゅうてん)する止水材料として、1960年代中ごろから合成樹脂や合成ゴム系の弾性シーリング材が出現し、以後各種製品が市販され多く用いられている。[丸山俊一・竹中 純]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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