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ヘスペロス ヘスペロスHesperos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘスペロス
Hesperos

ギリシア神話の宵の明星。アトラスの息子あるいは兄弟。その娘ヘスペリスがアトラスと結婚して生んだ7人の娘たちが,ヘスペリデスであるともいわれる。

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世界大百科事典内のヘスペロスの言及

【金星】より

…夕空に見えるときには〈宵の明星〉,暁の空に見えるときには〈明の明星〉という。古代ギリシアでは夕空に見えるときにはヘスペロスHesperos,暁の空に見えるときにはヘオスフォロスHeōsphorosと呼び,中国ではそれぞれ長庚(ちようこう),啓明と呼んだ。G.ガリレイが月と同様の満ち欠けを発見し,プトレマイオス天文学からコペルニクス天文学への転換のきっかけを作ったことは有名である。…

【ヘスペリデス】より

…ギリシア神話で,世界の西の涯の園に住む乙女たち。その名は〈宵の明星(古代ギリシア語でヘスペロスhesperos,ラテン語のウェスペルvesperと同源)の娘たち〉の意。ニュクス(〈夜〉)の娘とも,ティタン神アトラスの娘ともされ,数も3人,4人,7人の諸説があって一定しない。…

【楽園】より

…西洋の伝承では,古代ギリシア人が遠く太陽の沈む西方洋上に,祝福された死者の国ヘスペリアHesperia(西方の国)を想像し,とくに〈ヘスペリデスの園〉の伝説を生み出した。これは西の空に輝く宵の明星ヘスペロスHesperosの娘たち(ヘスペリデス)が,1匹の竜に助けられつつ黄金のリンゴを守る,常春(とこはる)の園のことである。この伝説は古代ローマ世界において,祝福された死者が行くとされたフォルトゥナタ・インスラFortunata Insula(幸せの島)の伝承と容易に結びついた。…

※「ヘスペロス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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