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ヘズビュー へずびゅーHedeby

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘズビュー
へずびゅー
Hedeby

バイキング時代の北欧最大の交易地。「ヒース(原野)の町」の意。ユトランド半島基部(現在のドイツ北部)でバルト海へとつながるハデビー湾に面し、高さ9メートルほどの半環状防塁で囲まれ、職人居住区を含む多数の家屋跡と墓域がある。西に延びるデーン防塁と、ユトランド地方からドイツまで南北に走る「軍道」との交差地に近く、軍事的要衝でもある。『フランク王国年代記』(804、808)のスリエストープSliesthorp、アングロ・サクソン語のエト・ヘートゥムt Hthumなどとしても知られるが、半環状防塁自体はスウェーデン支配下の10世紀初頭に初めて築かれた。のちドイツ、デンマークと支配が移り、10世紀中ごろに最盛期を迎える。11世紀に衰微し始め、ノルウェーのハラール苛烈(かれつ)王に火を放たれ(1050ころ)、ウェンド人に略奪され(1066)たのちは、北のシュレスウィヒにとってかわられた。825年ごろから北欧最初の貨幣鋳造が断続的に始まり、また、ベネディクト派修道僧アンスガーによるデンマーク最初のキリスト教伝道の舞台となった。[荒川明久]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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