日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュレスウィヒ」の意味・わかりやすい解説 シュレスウィヒしゅれすうぃひSchleswig ドイツ北部からデンマークにかけての歴史的地域で、中世の公国。大部分は、現在のドイツ、シュレスウィヒ・ホルシュタイン州の北半分の地域。デンマーク語名スリースウィSlesvig。9世紀初め、デンマーク王がフランク王国と対抗するため、この地に城塞(じょうさい)を築いた。974~1027年神聖ローマ皇帝に服属したが、その後シュレスウィヒ公国となってデンマーク王家の支流に属し、14世紀末ホルシュタイン伯に封土として与えられた。以来、シュレスウィヒとホルシュタインは政治的に不可分とされ、今日に至っている。[木谷 勤][参照項目] | シュレスウィヒ・ホルシュタイン | ホルシュタイン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例