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ヘルムホルツの渦定理 Helmholtz's vortex theorem

法則の辞典の解説

ヘルムホルツの渦定理【Helmholtz's vortex theorem】

流体が完全流体であるとして,その密度 ρ は圧力 p の一義的関数であり,流体に作用する力はポテンシャルから導かれるものとしたとき,(1) なしの運動はいつまでも渦なしの運動を続ける,(2) ある時刻に一つの渦線の上にあった粒子はいつまでも渦運動を継続し,他の渦線に移動することはない,(3) 一つの渦糸を形成している流体の実質部分がどこへ移動しようとも,その渦の強さは変化しない,という3か条を,ヘルムホルツの渦定理という.

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世界大百科事典内のヘルムホルツの渦定理の言及

【渦】より

…粘性が無視できて摩擦によるエネルギーの散逸がない完全流体では,外力が非回転力(保存力)であるような場合には,渦のない流体部分から新しく渦ができることはなく,またいったん生じた渦は決して消滅することはない。これをヘルムホルツの渦定理,またはラグランジュの渦定理という。しかし実際には,粘性のきわめて小さい流体でも,物体面に角があったり,流速がある限度を超過したりすると,境界層が物体面からはがれて流れの中に渦が現れることになる。…

※「ヘルムホルツの渦定理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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