ベルン州(読み)ベルン(その他表記)Bern

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルン州」の意味・わかりやすい解説

ベルン〔州〕
ベルン
Bern

スイス中部にある州。州都ベルン。州域はベルン高地,中部地方,ジュラ山地地方南部に区分される。南部のベルン高地は,氷河をもつユングフラウ (4158m) をはじめとする高山が連なり,トゥーン湖,ブリエンツ湖がある風光明媚な地方で,トゥーン,インターラーケンなどの観光都市がある。中部地方は,アーレ川に沿う起伏の小さな肥沃な地帯で,農業,酪農が行われるほか,各種工業が立地する。主要都市は,ベルンのほかケーニッツやブルクドルフ。北西部のジュラ山地地方は,時計工業に特色がある。主要都市は,ビール湖畔のビール。住民の大部分はドイツ系のプロテスタント。 1978年9月,国民投票によりフランス系でカトリックが多いジュラ山地地方の北部が分離,新たにジュラ州となった。分離後のベルン州は面積 6049km2。人口 94万 5573 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android