ペルーバルサム

化学辞典 第2版 「ペルーバルサム」の解説

ペルーバルサム
ペルーバルサム
Peru balsam

中米および南米でとれるマメ科Myroxylon pereiraeから得られるバルサム暗褐色の粘ちゅうな液体で,安息香またはバニリンのような芳香をもつ.主成分安息香酸のベンジルエステルである.1.14~1.16.1.593.香料保留剤,せっけんの香料などに用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のペルーバルサムの言及

【バルサム】より

…カナダバルサムは北アメリカのバルサムモミAbies balsamea Mill.やツガ・カナデンシスTsuga canadensis Carr.からえたもので,レンズの接合剤などに使われる。ペルーバルサムは南アメリカのミロキシロン・ペレイラエMyroxylon pereirae Klotsch.から,トルーバルサムも同属のトルイフェラムM.toluiferum H.B.K.から,コパイバルサムは南アメリカやアフリカのコパイフェラ属Copaiferaから,それぞれえたものである。これらはいずれも香油,香膏として皮膚病の治療に使われる。…

※「ペルーバルサム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む