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ボッチャ ぼっちゃboccia(伊)

知恵蔵の解説

ボッチャ

ボッチャはイタリア語で木のボールボウリングのボールという意味。実際に使用するのは直径10cm弱、重さ270g程度の革のボール。白のジャックボールに自チームボール(赤か青)を近づけるターゲットゲーム。6m×12.5m大のコートを使用。シンプルだが、技術、戦術面が奥深く、最後の1投で大逆転もある。パラリンピックには電動車いす利用者など脳性麻痺を中心とした重度障害者が参加しているが、誰にでも楽しめるスポーツ。ボールを投げられない人は補助具と介助者の力を借りてプレーすることも可能。

(藤田紀昭 日本福祉大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ボッチャ

重度の脳性まひ四肢に障害がある人のためにヨーロッパで考案されたスポーツ。ジャックボールと呼ばれる白い球に赤、青それぞれ6球ずつのボールをどれだけ近づけられるかを競う。ボールを正確に投げる技術と球の位置取りを計算する戦略性も求められる。1988年からパラリンピックの正式競技となった。障害の程度でクラス分けがあり、個人戦、団体戦がある。

(2017-02-23 朝日新聞 朝刊 栃木全県・2地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

デジタル大辞泉の解説

ボッチャ(Boccia)

重度の脳性麻痺者や運動機能に障害をもつ者向けのスポーツ。赤・青のカラーボールを投げたり転がしたりして、白いジャックボール(目標球)にいかに近づけるかを競う競技。パラリンピックの正式種目。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵miniの解説

ボッチャ

ヨーロッパで生まれた、重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障害者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目である。「Boccia」という単語はイタリア語で「ボール」の意。競技者には赤色ないしは青色の合皮製の六つのボールが与えられ、それを対戦相手と交互に一つずつ投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールにいかに近づけるかを競う。競技は男女の区別なく、障害の程度に応じて分けられた四つのクラス別で行われる。1対1の個人戦と団体戦(2対2のペア戦と3対3のチーム戦)がある。

(2016-7-26)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボッチャ
boccia

ヨーロッパで考案された重度脳性麻痺もしくは同程度の四肢重度機能障害をもつ人のための対戦型スポーツ。赤のサイドと青のサイドに分かれ,ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに向けて,選手が赤青各 6個のボールを投げるあるいは転がす,ボールを手で持てない場合は,足で蹴るか,介助者の助けのもと勾配具(ランプ)と呼ばれる補助器具を使ってボールを転がして競技を行なう。試合開始後,まず先攻サイドがジャックボールを投げ入れ,両サイドがすべてのボールを投げ終える区切り(エンド)ごとに,ジャックボールに赤青ボールをより近づけた側に得点が与えられ,その合計得点を競う。ボールをジャックボールや相手サイドのボールにぶつけて移動させることで,自身のサイドの形勢を有利にすることもできる。男女の別なく参加でき,試合形式は個人戦(4エンド),ペア戦(4エンド),3対3のチーム戦(6エンド)があり,障害の程度によってクラス分けされる。ボッチャの起源は,古代ギリシアの球投げといわれ,6世紀にイタリアで今日に近いルールができた。20世紀に入り,重度障害者が参加できる競技スポーツとして整備され,世界中に広まった。1984年のニューヨーク/ストーク・マンデビル・パラリンピック競技大会で公開競技となり,1988年ソウル・パラリンピック競技大会で正式競技となった。(→パラリンピック競技大会

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