ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボーベー」の意味・わかりやすい解説 ボーベーBeauvais フランス北部,オアーズ県の県都。パリの北北西約 74km,パリからカレー方面に向う幹線道路沿い,テラン川とアブロン川の合流点に位置する。古代ベロバキ人の中心集落であったが,前 52年ユリウス・カエサルに征服された。9世紀にボーベー伯領,1013年に司教領。 1472年,女傑 J.アシェットはシャルル (豪胆公) の率いるブルゴーニュ軍の攻撃から市を守った。第1,第2次世界大戦中,市は爆撃により大きな損害を受けた。 17世紀以来の伝統で知られるタペストリー (国立工場が所在) のほか,毛布,トラクタ,化学製品の製造が盛ん。ゴシック様式の有名なボーベー大聖堂,かつて司教館であった法務院 (14~16世紀改修) ,高さ 48mの聖ピエール大聖堂,聖エティエンヌ聖堂などがある。人口5万 6278 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by