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ポートレート写真 ぽーとれーとしゃしん

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知恵蔵2015の解説

ポートレート写真

人物をテーマの中心に置いた写真のこと。ただし人物の全身を写している必要はなく、顔や身体の一部だけだったり、後ろ向きで顔が隠れていても、人がテーマの中心にある限りポートレート写真に分類される。また撮影者が自分を撮影した写真も「セルフポートレート」と呼ぶ。第29回木村伊兵衛写真賞を受賞した、さまざまな人物に扮した自分を撮った澤田知子の「Costume」はその一例である。
 ポートレート写真にはさまざまな撮影機材・撮影テクニックが駆使される。かつては女性を撮る場合に85ミリ前後の中望遠レンズが多用されたことから、同レンズのことを写真家たちが「おねえちゃんレンズ」と形容したこともあったが、現在は広角レンズで撮影されることも多くなった。またどのように光を当てるか、高度なライティング・テクニックも競われている。その中でとくに人物の斜め後ろから光を当てて被写体の輪郭を浮かび上がらせる手法は、光と影のコントラストが特徴的だった画家の名前にちなんで、「レンブラント光」と呼ばれ有名である。

(神田憲行 ライター / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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