マッターンチェリ(英語表記)Mattāncheri

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マッターンチェリ」の意味・わかりやすい解説

マッターンチェリ
Mattāncheri

インド南西部,ケララ州中部,コーチン南部地区。古くはアラビア海にのぞむ海港都市として栄え,沿岸交易が行われた。 1970年コーチンに併合。ポルトガル風のデザインとヒンドゥー教神話の壁画をあわせもつコーチン藩王の宮殿 (1555) が残る。南部にインドで唯一のユダヤ教聖堂 (68) があり,1968年には 400周年記念式が行われた。周辺にはユダヤ教徒の居住地があったが,ユダヤ人の大部分イスラエルに移民した。

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