マルコムハーン(その他表記)Malkom Khān

改訂新版 世界大百科事典 「マルコムハーン」の意味・わかりやすい解説

マルコム・ハーン
Malkom Khān
生没年:1833-1908

近代イランの改革思想家。イスファハーンのアルメニア人家庭に生まれ,イスラムに改宗した。1843年,フランス留学,帰国後フリーメーソン組織をつくって活動したため,61年国外に追放された。72年までイスタンブール滞在,立憲思想の影響を受けた。73年,追放を解除されロンドン駐在代理大使に任命された。89年罷免されてからは,《カーヌーン》紙を創刊し,イラン政府を批判した。1908年,スイスで客死した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

20世紀西洋人名事典 「マルコムハーン」の解説

マルコム・ハーン
Malkom Khān


1833 - 1908
イランの改革思想家。
元・ロンドン駐在代理大使。
イスファハーン生まれ。
アルメニア人家庭に生まれる。1843年フランスに留学。帰国後フリーメーソン組織をつくり、1861年国外に追放されイスタンブールで立憲思想の影響を受けた。追放を解除され1873〜1889年ロンドン駐在代理大使。その後「カーヌーン」紙を創刊し、イラン政府を批判した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む