メイチュウ(読み)めいちゅう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「メイチュウ」の意味・わかりやすい解説

メイチュウ
めいちゅう / 螟虫

昆虫類うち草木の茎や枝の髄(中心部)に食入する昆虫幼虫のことをいうが、おもにイネノズイムシともよばれるニカメイガの幼虫をさすことが多い。

[井上 寛]

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改訂新版 世界大百科事典 「メイチュウ」の意味・わかりやすい解説

メイチュウ

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百科事典マイペディア 「メイチュウ」の意味・わかりやすい解説

メイチュウ

ズイムシ

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世界大百科事典(旧版)内のメイチュウの言及

【ガ(蛾)】より

…(2)茎に食入するもの アワノメイガ(トウモロコシ,キビ,アワなど),イッテンオオメイガ(イネ),ニカメイガ(イネ,マコモ,ヨシなど)。ニカメイガの幼虫はズイムシあるいはメイチュウと呼ばれ,日本で稲作の大害虫である。(3)土中に潜んでいて葉や茎を食べるもの いわゆる根切虫と呼ばれるもので,タマナヤガ,カブラヤガ,ヨトウガなどは,花卉,野菜の害虫である。…

【ニカメイガ(二化螟蛾)】より

…毎年全国的に発生し,水稲の被害がもっとも大きな害虫である。幼虫は,イネノズイムシ,ズイムシ,ニカメイチュウ,あるいは単にメイチュウとも呼ばれている。イネの栽培期とこのガの発生周期はきわめて密接につながっており,イネを早期に栽培すれば,成虫の発生も早くなる。…

【メイガ(螟蛾)】より

…鱗翅目メイガ科Pyralidaeの昆虫の総称。昔から日本でイネの大害虫として知られているニカメイガの幼虫をメイチュウ(螟虫)あるいはズイムシ(髄虫)と呼んでいたので,この所属する科をメイガ(螟虫の蛾)と称するようになった。種数は,鱗翅目のなかで3番目に多い大きな科で,日本には600種以上が知られている。…

※「メイチュウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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