モチキシャフ(読み)もちきしやふ

日本歴史地名大系 「モチキシャフ」の解説

モチキシャフ
もちきしやふ

漢字表記地名「望月寒」のもとになったアイヌ語に由来する地名。河川名としても記録される。当地一帯は近代に入り月寒つきさつぷ村に包含された。仮名表記は「モチキシヤフ」(山川地理取調図)のほか、「モツキシヤープ」「モツキシヤフ」(玉虫「入北記」)がある。一八五七年(安政四年)九月一二日、トヨヒラをたった玉虫左太夫は一里ほどの「モツキシヤフ」で小憩をとり、開削直後のサッポロ越新道を通って千歳会所に着いている(玉虫「入北記」同日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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