ユーヌス・ハン(英語表記)Yūnus Khān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユーヌス・ハン」の意味・わかりやすい解説

ユーヌス・ハン
Yūnus Khān

[生]1415/1417
[没]1487
中央アジア,モグリスタン・ハン国第9代のハン (在位 1462~87) 。父バーイスの死後相続争いに敗れ,ペルシアに逃れたが,1462年東トルキスタンのアクス (阿克蘇)を奪い,72年にはモグリスタン全土の支配者となった。チムール朝内紛に干渉し,タシケントを占領したが,その国土は次男アフマドをいただき,分裂する傾向があった。ユーヌスの死後長男マフムドが跡を継ぎ,アフマドと分治した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android