コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヨクティ・ポエー(英語表記)Yokthay Pwe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヨクティ・ポエー
Yokthay Pwe

ビルマ (現ミャンマー) の糸操り人形芝居。コンバウン朝のボードーパヤー王 (1781~1819) 統治頃,東インドから伝来したとされる。劇構成は,世界の創世神話に始り,精霊ナットの霊を受けた霊媒者の舞踊と歌,自然界にすむ動物の演技,そして錬金術師ザージーの登場へと進む。ここまでは天界が舞台であり,休憩後,世俗界に場面が移る。王,大臣,姫などの登場ののち,道化が伝統的な風俗習慣などを冗談を交えながら語っていく。舞台は簡易な造りで,人形使いは細長い板の上で横一列に立つ。人形の糸には太い麻糸を使い,糸数は平均して 12,3本。 20~60本に及ぶこともある。人形の大きさは 50~90cm,精巧で美しい衣装を着ける。ビルマ全土にわたって演じられたが,題材がザット・ポエーと同じであるため,次第に衰退した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

鑑定留置

被疑者・被告人が精神障害などで刑事責任能力を問えない可能性がある場合に、精神・心身の状態を鑑定するため、被疑者・被告人を病院などの施設に留置すること。捜査機関が裁判所に請求し、認められた場合に、期限を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android