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ザット・ポエー Zat Pwe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ザット・ポエー
Zat Pwe

ビルマ (現ミャンマー) の舞踊劇。 18世紀後半タイのアユタヤ王朝を攻略した際,アユタヤ宮廷の舞踊者や楽器演奏者を捕虜とし,その舞踊劇を取入れたもの。タイの『ラーマキアン』やパンジー王子を扱った『イナオ』の翻案劇,ラーマ王の物語を仏陀の生誕物語として描いたものなどが多い。 20世紀以前には,俳優が仏陀を演じることは仏教の教義に反するとされ,禁じられていた。身ぶりは様式化し,東南アジア特有の不均整な胴の位置で肘を外に曲げ,斜めに足を出す形や,タイ舞踊の曲線的な手の動き,西洋バレエの直線的な動きの要素が随所にみられる。上演は夜8時から朝6時頃まで観客がいるかぎり続くが,真夜中,道化の話や流行歌,錬金術師の舞踊などで最高潮を迎える。サイン・ワイン (太鼓) ,サウン (弓形の竪琴) ,オウジー (太鼓) ,銅鑼,三弦の胡弓,パッタラー (竹琴) などが奏でる音は,独特のリズムをつくりだす。

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