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ラチフンディウム latifundium

翻訳|latifundium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラチフンディウム
latifundium

古代における大農地経営。大土地所有制と訳される。富者が所有地を貧農,奴隷に耕作させ,商品作物を生産させる経営形態で,古くオリエントギリシアにみられたが,のちローマに取入れられ,共和政末期以後大発展した。ローマでは前2世紀初め富をたくわえた上層市民に公有地を割当てたのが起源で,大量の奴隷を投入し,牧畜・果樹栽培を行わせた。次第に自由農民の土地を蚕食,兼併して拡大。帝政期にはイタリアだけでなく全属州にも広まった。奴隷使役が反乱の危険性を含むなど困難になってきたため,主たる耕作者はコロヌスに代っていった。これらの大所領は次第に帝国権力からも独立的となり,特に西方では各地方の政治的・文化的中心として帝国の衰退にかかわらず,その存在を保ち続けた。

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