リスイッチング論争(読み)リスイッチングろんそう(その他表記)reswitching debate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リスイッチング論争」の意味・わかりやすい解説

リスイッチング論争
リスイッチングろんそう
reswitching debate

低い賃金率のときに採用されていた生産技術が,賃金率が高くなったときに再び採用されるようになるという資本理論パラドックスをめぐる論争。 P.スラッファにより最初に指摘された。その後アメリカの経済学者とイギリスケンブリッジ大学の経済学者との間にこの問題をめぐり論争が続けられた。 (→ケンブリッジ論争 )

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