レンジファインダーカメラ(読み)れんしふあいんたあかめら,れんじふぁいんだーかめら

カメラマン写真用語辞典 の解説

レンジファインダーカメラ

 「距離計連動カメラ」とも言い、距離計(レンジファインダー)がレンズとは別に組み込まれているカメラの総称。距離計は一眼式と二眼式がある。二眼式は距離計窓が2つあり、それで二重像を合致させるようになっているもの。一眼式は距離計窓がひとつで、その距離計二重像がファインダー窓中央に表示される。このため、一眼式のほうが二眼式よりも速写性が高い。二眼式ではふたつの距離計窓の間の距離、一眼式では距離計窓とファインダー窓の間の距離を 基線長 と言い、これが長いほど測距精度が高く、焦点距離の長いレンズまで使うことができる。レンジファインダーカメラにはレンズ交換式と非交換式があったが、現在ではレンズ交換式だけである。フィルムカメラだけでなく、デジタルカメラにもレンジファインダーカメラがある。 デジタル唯一、レンジファインダー機であるエプソンのR-D1

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世界大百科事典(旧版)内のレンジファインダーカメラの言及

【カメラ】より

…日付をフィルムの隅に焼き込むデート方式をとるもの,また防水機構をもち,全天候,あるいは水中カメラ化したものもある。(2)レンズ交換式35ミリレンジファインダーカメラ ファインダーに距離計ファインダーの機能をもたせた(レンジファインダー)もので,かつてのライカを中心に小型カメラの主流であったが,現在ではライカのほかごく少量生産されるのみである。これには外付けの距離計で有効基線長が限られ,そのままでは長焦点レンズにピントを合わせられないこと,ズームレンズが使えないことなどの原因があげられる。…

※「レンジファインダーカメラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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